一般社団法人

日本口腔検査学会

―  Japanese Society for Evidence and the Dental Professional  ―

 ◆ 理事長からごあいさつ

   理事長   松坂 賢一

 理事長を拝命いたしました東京歯科大学病理学講座の松坂賢一です。日本大学松戸歯学部福本雅彦前理事長の後任として、令和6年6月から2年間の任期で務めさせていただきます。

 日本のストレス社会、超高齢社会にあって、我が国の有病率は今後上昇することが容易に予想できます。ひとたび疾患に罹患した場合には治療が開始されますが、治療に先立って、診断がなされます。診断するためには患者の訴えや症状から適切な検査を行う必要があることは言うまでもありません。

 健康は誰もが望むもので、口腔の健康維持も身体全体として考えても重要な要素であることは間違いありません。実際、2022年に発出された公益社団法人日本歯科医師会の「15~79歳の男女10,000人に聞く「歯科医療に関する生活者意識調査」では健康を維持するうえで、歯や口の健康は欠かせないと9割以上の国民が認識しています。しかしながら、歯科医療機関で定期的にチェックを受けている人は半数以下という実態も明らかになりました。  本学会は、口腔疾患および関連病変の予防、診断、治療、予後に関する検査学をベースに学術および医療の発展を目的として、安全で良質な歯科医療を提供するために国民の健康増進と福祉向上のために貢献してゆきたいと考えています。

◆ 組織図